
本プログラムは定員に達し、受付・キャンセル待ちともに終了いたしました。
次回開催の案内を希望される方は、こちらのフォーム からご連絡ください。
次回は2024年8月19日(月)〜23日(金)開催予定です。
3月中旬頃に詳細をご案内いたします。
森のようちえん・レッジョエミリア保育園/幼稚園・
小学校・特別クラスからインスピレーションを得る5日間
北欧デンマークの教育と学びを現地で体感しよう
プログラム開催期間:2023年8月21日(月)~25日(金)
子どもたちそれぞれの個性を尊重しながら、多様性を活かした社会をつくっていく教育をおこなっている北欧デンマーク。子どもたち一人ひとりが自身の興味を追いかけ、探究しながら、仲間と協働していく学びの場は、どのようにつくられているのでしょうか。大人たちは、社会と学びのつながりをどのようにとらえているのでしょうか。
森のようちえん、レッジョ・エミリア保育園/幼稚園、小学校、特別クラスなど、さまざまな角度からデンマークの社会や学びのあり方を体感してみませんか?



写真出典:イザラ書房刊行『北欧の森のようちえん』 から

こんな方におすすめ

子どもの個性やwell-beingを大事にする北欧の教育に関心がある方

保育や子育ての中に自然を取り入れることに関心のある方

上記に関心はあるが、実際にどう実践したらよいか迷っている方

このような環境づくりのために、デンマークや日本で取り組んでいる仲間と出会いたい方
<プログラムのハイライト>
【1】講座動画や出発前オリエンテーションなど事前インプットが充実

デンマークの教育に関する過去のイベントレポートや 、訪問する園が大事にしている理念や実践を体系的にまとめた講義動画を事前に共有。前提となる知識はインプットした上で視察プログラムに参加することで、現地でしか体験できない「五感で感じること」「じっくり観察すること」に集中できます。出発前にはオンラインでオリエンテーションを開催するため、海外渡航に慣れていない方も安心です。
【2】多様な教育に触れ、実際に体感しながら学べ るプログラム

公立と私立、幼稚園から小学校と幅広く教育現場を視察するため、多角的な視点でデンマークの教育を支える価値観をとらえることができます。森のようちえんボンサイで過ごす3日間では、メンターとともに子どもたちを実際に観察し、現場での実践を体感する時間もたっぷりあります。
【3】デンマークで教育に携わる現地パートナーや、
参加者同士の対話を通して気づきが深まる
一つひとつの訪問先で観察・レクチャーなどのインプット、対話でのアウトプットの時間をとるので、それぞれが大事にしている保育理念や実践を深く理解しながら、自分自身に落とし込むことができます。
さらには、ボンサイやデンマークの教育現場で働く日本人の方々との交流の時間も。リアルな現地の様子についてもぜひ質問してみてください。
<訪問先のご紹介>
Børneøen Bonsai
森のようちえん こども島ボンサイ

コペンハーゲンの少し北にある森のそばにある茅葺き屋根の建物にある私立のルドルフ・シュタイナー保育施設。コペンハーゲン近郊の3か所にある保育園と幼稚園で計100名程度の子どもたちが通っている。
ボンサイは「森のようちえん」として1歳から6歳までの子ども全員が、毎日質の高い野外生活を送っており、自然の中での自由遊びと、お遊戯、おとぎ話の語り聞かせ、お絵かき・水彩などの芸術活動と、季節ごとの祝祭の準備が、日々織り交ぜて行われている。
「こども島ボンサイ」は、2000年にリッケとモーテン・ローセングレンによって設立された。「ボンサイ」という名前を選んだのは、それが日本語でよく手入れされた小さな木という意味だからで、盆栽と同じように、小さな子どもには愛情という栄養と、時間、そして発達のための適切な枠組みが必要という意味が込められている。

リッケ・ローセングレンさん
Rikke Rosengren
森のようちえん・シュタイナー幼児教育施設 Børneøen Bonsai(こども島ボンサイ)共同設立者・園長。
長年にわたり教育分野で国際的に活動しており、海外での講演や森のようちえんに関するオンラインコースも行っている。 自然の中での保育について記した著書「Child of Nature」はデンマーク語と英語が出版されており、2020年4月には日本語版『北欧の森のようちえん 自然が子どもを育む』 〜デンマーク・シュタイナー幼稚園の実践が出版された。 研究分野は幼児教育学、自然教育学、リーダーシップ論。知識・能力を研究する施設「ボンサイ研究所」の所長でもある。
Grydemoseskolen TeamV
国民学校併設特別クラス
エスパゲーア市にある4つの国民学校のうち1980年に建設された、最も新しい学校。0年生から6年生まで、合計430人の児童が通う一般クラスと、一般的および特定の学習障害を持つ児童生徒のためのチームVと呼ばれる特別クラスがある。チームVには6 歳から 16 歳までの子ども約70人が在籍する。

ピーダーセン海老原さやかさん
Grydemoseskolenの特別クラスTeamVにて教員/管理職を務める。低学年〜中学年クラスを担任。専門は英語と美術。都内養護学校で、5年間中学部教員を勤めた後退職。27才でデンマークのフォルケホイスコーレに留学。留学中に出会ったデンマーク人と結婚し移住。デンマーク在住19年目。11才と15才男子と犬のフジの母。日本向けオンライン講演会も活動中。
Børneinstitutionen Mariendal
公立保育園/幼稚園
コペンハーゲン市のフレデリクスベアにある、約80人の乳幼児が通う保育園/幼稚園。イタリアのレッジョエミリア教育にインスピレーションを受け、子どもたちそれぞれの個性や意思に寄り添い、学びへの探求を尊重した保育を実践している。また、描画を中心とした造形表現活動にも積極的に取り組んでいる。幼稚園クラスの子どもたちは、半数に分かれて2週間おきで森の中の施設で過ごし、活動を展開している。

ムンクイエンセン 宮腰 花絵さん
Mariendalの保育園にて、ペダゴーとして勤務。現在11か月から2歳半までの13人のクラス担任。
15歳、10歳の息子と夫との4人暮らし。たまの息抜き方法は夫婦でカフェ巡り。埼玉県所沢市出身。